2011年10月5日水曜日

ライフネット生命保険株式会社副社長「岩瀬大輔」様とのリアル読書会まとめ










先日10月4日(火)は「ブクペ×ダイヤモンド社共同フェアみんなの『入社1年目の教科書』をまとめよう!」キャンペーン記念ということで、著者であるライフネット生命の岩瀬大輔副社長とのリアル読書会を開催致しました!
10人程度の参加者とともにライフネット生命の入社1年目の方々にも来て頂き、とても楽しい会になりました!


まずは参加者の方々に自己紹介をしてもらった後、著書「入社1年目の教科書」について岩瀬様のお話を頂きました。
以下、岩瀬様のお話です。
「これだけは守ってほしい!3つの原則は

①頼まれたことは、必ずやりきる
→仕事を任せられる、信頼される社会人になりなさいということ

②50点で構わないから早く出せ
→仕事は一人じゃ出来ないので他人の手を借りれるようになるということ。そうすることで自身の成長を加速することが出来る。

③つまらない仕事はない
→気の持ちようで、状況が好転するということ。
一番仕事が楽しいのは自分である。自分は前向きな性格で得をしている。

また、自身がアスリートになったつもりでコンディショニングを行う。
そのためにも、休むのも仕事のうち。"元気ですか"を連発しすぎて猪木好きと間違えられたことも。
また、“宴会芸は死ぬ気でやれ!”というのは、ここ一番の時にやるという信頼関係の構築に必要だから。
同期の人とは付き合わない、というのも同期の人と比較して、幸福度をはかろうとするため。
同様に、社内の人とは飲みに行かない、というのも会話の中身が社内のことに限られてしまうから。」


次に、岩瀬様と参加者との質疑応答の紹介をします。

Q「"上司に心をこめてフィードバックせよ"とあるが、部下からフィードバックを受けやすくする方法は何かありますか?」
A「最初はフィードバックを求めて、始めにニコッと黙って聞き、言いやすい雰囲気を作る。
あとは人柄や仕組みもあり、社内カルチャーにもよる。」

Q「(部下である)年配の方とのマネジメントというか関係性が良くなったのはどれくらいからですか?」
A「最初は距離感がわからなかったが、相手のことをリスペクトしているのが伝われば大丈夫。年功序列というのを気持ちの面でも持つことが大事。」

Q「入社が浅いと年上のメンターに対し、自分が提供できるものが無いのですがどうしたら良いでしょうか?」
A「人は相談されるのが好きだし、別に見返りも求めてないし、年下を応援したいとも思っているし、大丈夫。もっと上司に相談すると良い。上司の仕事には部下の人間の働きやすさを改善することも含まれている。」

Q「私は自分で相談するより、自分で解決することを選んでしまうが、私より能力のある岩瀬さんがこういった考えをもたれたキッカケは?」
A「自分のできることとできないことが分かるから。また、相談するときは自分でトライして、出来ないと思ったら相談しています。」

Q「海外の方向けに宴会芸が成功したのは例えば何かありますか?」
A「“はしもとせいこ”ゲームや“タイムマシーン”(コールの一種)で米政府が爆笑した(笑)その時はなんとも言えない絆が生まれた。」

Q「起業して、間もない状況で周りに相談する人が少ないのですがどうしたら良いですか?」
A「人に紹介してもらうと良い。また、その人づたえで紹介してもらったりする。フットワーク軽くすれば意外と会えるし、一生懸命聞くと、相手も喜ぶ。」

Q「会社の人員をどんな基準で選んでいますか?」
A「会社の物語に共感してくれるような人を入れています。」

Q「部下により良い仕事をしてもらうために気を付けていることは何ですか?」
A「信じて、受け止めて、良い仕事をした時にはちゃんと評価を伝える。チャンスをあげること。部下のモチベーションに差がある時にはそれぞれにやりたいことを尋ねる。」

Q「ここぞという時に最高のパフォーマンスを出し切るコツは何ですか?」
A「最高の準備をする。リハも何度も行い、大事なプレゼンは人の前でフィードバックをもらう。」

Q「”メールかつ電話をする”とあったが、この距離感を近すぎだと感じてしまうのですが、」
A「相手をサプライズし喜ばせる手法を使い分ける。相手に対する思いやりを持って、接すれば良い。」

Q「入社二年目でくだらない質問をしても大丈夫ですか?」
A「見栄を張らない人だなと思う。バカだなとは思わない。元々、期待値は高くないのだからどんどん聞くといい。知ったかをしない人を見ると素敵だと感じる。」

Q「企業で憧れている企業はありますか?」
A「Amazon。イノベーションがひとつもないが、改善が多くあるから。ネットビジネスも細部を改善していく点で変わらない。また、優秀な人材を雇ってチームでどんどんやらせていく環境も良い。」

Q「著書の内容が大事であるということをどうやって気付いたのですか?」
A「先輩に怒られたことや教わったことがある。また、当たり前にやっていたが、みんなが意外と出来ていないことに気付いたことなどもある。」

Q「人間関係上、上司とうまくいかない時はどうしたら良いですか?」
A「人は自分のことを尊敬する人は好きだが、馬鹿にする人のことは嫌い。人は欠点もあれば、長所もあり自分の知らないことも知っている。敬意を払えば大丈夫。」

【感想】
90分がとても短く感じました!
岩瀬さんの発言には一言一言金言であって、「働く」ということのモチベーションがあがるお話でした!

今回開催のご協力頂きました、ライフネット生命保険株式会社の皆様、ダイヤモンド社の皆様、本当にありがとうございました!

ブクペでの特集ページはこちらです。











書店でリアル読書会!


Twitterアクティブサポート入門 「愛される会社」時代のソーシャルメディアマーケティング


"今回はMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 カフェスペースを利用して読書会を開催しました。
ゲストにオンライン書店ビーケーワンやブックオフオンラインの取締役を務めた「河野武」さんをお招き致しました。今回は書店で読書会を行えるというわくわくする試みと、「河野武」さんの新刊「Twitterアクティブサポート入門」をテーマ図書として読書会を行いました。




<本日の流れ>
13:00 スタート

【自己紹介&気に入ったところ】

.お客様に話しかける際は「ありがとうございます」の感謝の気持ちから伝えること、社内の改善案の話し合いは当然のこと。感謝の気持ちの次に「不便等はございませんか?」と問いかけるのが一歩上で良い。
.なにもやらないでいるのがリスク
.どうやってツイッターのアクティブサポートの評価を上司に伝えるかがわかりやすく書いてあり、教科書のようだ。
.この本に書いてあることはどの会社でもできること。お客様との向き合いかたを学んですべての会社で実践できたらとても良い。
.本自体がマーケティングの勉強になる。
.誰もが実践できることばかり書いてある。(この意見が多かった)
.企業に提案するときに「とりあえず」ではなく「どのように」提案し進めるのが大切というか基本
.フォロアー数はKPI
.とりあえずツイッターをやれ、といわれて初めては見るが何がリスク/メリットなのかわからない、というのを解決できる
.ソーシャルの効果の見方、社内でアクティブサポートをする際の社員同士のコミュニケーションの仕方などが具体例と共に書かれていてとても参考になった。→本で得た質の良いアクティブサポートをお客様に提供できる。



【読んでみてわからなかったこと、疑問点】
Q.P68,69ネットプロモートストアについて。実際の例は?
A.具体的な例はないが日本でも大手企業がやっているようだが、はっきり意見を述べる等いくつか条件が必要になるので日本には向いていないかもしれない。


Q.ツイッターでのアクティブサポート+味方を増やすことについて。トラブルがあったときにどうやってそれらを利用するのか。また、どうやって味方を増やすのか。
A.ツイッターは歴史が浅いので前例はない。
いまネットで叩かれているのはマスコミ。お客様との距離があるため/畑違いな部分があるので、そのリカバリをするのには遠い。例えば、ユニクロは以前は「誰かと被ったらはずかしい」「部屋着なならいいけど…」等ネガティブなイメージが多かったが最近はほとんど無し。むしろ「おしゃれ」「かっこいい」とプラスイメージ。ソーシャルメディアを使ってブランドイメージを大きく変えることに成功した。
噂は時間をかければ消えるが、ツイッターではRTで時間に関係なく簡単に広まってしまう。それらの噂に踊らされず、RTをするまえに「この会社がこんなことしないだろう」と思いとどまるブレーキ役を増やすことが大事。そのためにも日頃からユーザーとコミュニケーションを取っておくことが大切である。


Q.お金を払ってくれる人をあつめるには
A.徹底的にすきになってもらう。「○○より△△のお店で買いたい」と思ってもらう。そのためにソーシャルメディアでコミュニケーションが必要となる。


Q.ツイッターでアクティブサポートとして質問に答えるということ。
A.大切なのはいかに透明か。自分に都合のいいことだけ、答えたいことにだけ答えて答えたくないものには答えないというのは良いことではない。オープンだからこそしてはいけない。良いことも悪いことも答える。それはブログだろうとツイッターだろうと変わらない。


Q.botで対応するのは適切か?
A.無駄なお金を出さないためにもユーザーに何が望まれているか、botは誰が運用するのかをよく考える。


Q.現場委託について
A.現場の人間が自信がない、炎上等にびくつきながら情報発信しているようならば安心させるために別の人が見てあげる。しかし、だんだんそれに慣れてくると双方ストレスになるのでそうしたら現場に任せたら良い。


Q.アクティブサポートを始める前にすること
A.どれくらいのユーザーがフェイスブックやツイッターを使っているか調べてから始める。ユーザーが何のツールを使っているのか知るべき。それを調べるのは検索。そうすることで無駄な時間と予算を出さずに済む。

Q.ユーザー使用率の判断材料は検索以外には無いのか
A.パッとは思い使いない。しかし、検索でヒットしないことなどあるのか。検索でヒットしないからほかのツールで見つけようというのはうーん、という感じ。


【最後に河野さんからあいさつ】


15:00 解散



<感想>
参加者の方々の意見に「教科書のような本」「誰でも実践できることばかり書いてある」という声が大変多かったです。
また、参加者の皆様は本にいくつも付箋を張っていました。勉強になること、現場で実践できることが書いて本というのは本当に貴重だと思います。


次回のリアル読書会は2011年10月29日(土)に開催します。
facebook「bukupe」ファンページ
次回は ブクペまとめを作る読書会を行います!是非ご参加ください!



【書店でリアル読書会!内容】
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【読書会概要】
開催場所:MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
住所:〒150-8019 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 東急百貨店本店7階 カフェスペース内
開催日時:2011年10月1日 13:00~15:00予定
参加費用:無料(カフェスペースのドリンク代のみご負担願います)
募集人数:15人程度



【書店でリアル読書会!(ゲスト:河野武)】
"今回はMARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 カフェスペースを利用して読書会を開催します!
ゲストはオンライン書店ビーケーワンやブックオフオンラインの取締役を務めた「河野武」さんです。
今回は書店で読書会を行えるというわくわくする試みと、「河野武」さんの新刊「Twitterアクティブサポート入門 (http://amzn.to/pOaGq0)」をテーマ図書として読書会を行います。
また、読書会前に「河野武」さんの新刊「Twitterアクティブサポート入門 (http://amzn.to/pOaGq0)」の個人まとめを募集します!
読書会参加あとでもまとめ作成参加可能です!
個人のまとめに加えて、みんなでwiki的にまとめることができる「ブクペディア」を用いて、「河野武」さんの新刊「Twitterアクティブサポート入門 」をみんなでまとめるという面白い試みも行います!
もちろん、著者である「河野武」さんもブクペディアまとめに参加します!著者と読者みんなで最高のまとめを作成しましょう!
個人でのまとめ+みんなのまとめのブクペディア、そして読書会を通じてみんなでまとめを作ってソーシャルリーディングを楽しみましょう!
「みんなで「Twitterアクティブサポート入門 」のまとめを作ろう!」の特集ページは下記URLにて!
http://bukupe.com/special3